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先日、ある利用者さんのカンファレンスの中で、
本人にこういう特性がある、こういう傾向があるのは、幼少期からの保護者の関わり方(育て方)が原因なのでは…という話題があがりました。
保護者の目の前で。。
で??
それが何だって言うのかい。
本人の課題が例えば環境要因から来るものであったとしても、
過去のことはねぇ。どうすることも出来ないし。
過去に縛られるのではなく、今の本人を見てあげてほしいなぁ。
何かや誰かを責めたとして何になるの?
私たち支援者は、批判するためにいるのではなく、支えるためにいるのですよ。
環境はね。整っていた方がいいけれど。
でもね。
どんな不遇な環境にいたって、どんな不幸な過去を背負っていたって、前を向いて歩んでいる人はたくさんいて。
課題を周囲のせいにしたところで、本人も変わらなきゃ、事態は変わらないし。
原因を究明することは、課題解決の糸口を探ぐることには繋がるけれど。
今の本人の課題に対してどう対応するかが一番大事なわけで。
目の前の本人にはアプローチ出来ても、過去にはアプローチ出来ませんからねぇ。
ゴタゴタといちゃもんつけ過ぎちゃった。。。
とにかく。
今の本人を見て。
迷わず、よそ見せず、本人を見て。
良い方向へと変われるチカラがあると信じて。
ひたすら信じて。
本人が信じられなくても支援者が信じ続けて。
で、失敗したら笑い合えばいい。
それだけでいい。
それだけがいい。