判断能力。
障害福祉分野では良く耳にする言葉、"判断能力"。
判断能力ってなんだろか。
判断能力があるっていう基準が私にはよく分からない。
例えば、
この道が正しいと判断して実行しても、結果失敗。。
なんてこと多々ありますよね。
健常者であれ、障害者であれ。
それは判断能力がないって言うの?
大体さ。結果が見えないものを判断する時に、100%正しい答えなんて存在しないでしょ。
誰でも、正解する時もあれば、間違える時もある。成功する時もあれば、失敗する時もある。
というか、
失敗したからこそ成功できた
なんてことだってあるし。
失敗も成功も、どちらも大事。どちらも経験することが人生を愉しむってことなんだと思う。
つまり。。。
失敗すら大事な学びの機会であるのだから、失敗する機会を保障することも大切。
なわけで。。。
失敗や間違えも必要不可欠なもの。
だから。。。
判断を誤ったっていいじゃない。
となるので。。。
判断能力がないって言い切れる根拠は、そもそもない。
と言えるのでは?
ちなみにさ。
"判断能力がない"ってセリフ、大分上から目線なお言葉ですよね。
あなたもさ、判断を誤ることはあるでしょ、
って思っちゃう。
だって人間だもの。間違えは自然なこと。
選択肢の中から自分の意思で選択できるのであれば、その結果がどうであろうとも、"判断した"ってことになるのでは。
その結果に関わらず、"判断した"人に対して、"判断能力がない"と言うことは、人権侵害だと私は思います。
意思決定支援と叫ばれている昨今。
利用者の意思を尊重するのであれば、判断能力などという言葉は不要。
判断した=意思表示を、能力不足と言うなんて。利用者が発した意思を真っ向から否定しているじゃんか。
判断能力がないと自信を持って他者に言えるその人の判断能力を、むしろ私は疑うわ。
なーんて。
失敗ばかりする私が言っても説得力はないけどねぇ。ちゃんちゃん♪