歳末の明るさ押し売りセール
今年も残すところあとわずかとなりました。
今年1年で成長したことは…自分の無知さ加減にさらに気付けたところかな。
最近、自転車通勤をやめてバスで通勤することが増えました。
というのも、異動があってからは自転車通勤となり、自分をいたぶることが好きな私は、退勤時などは遠回りしながら故意に登り坂を選んで自転車をこぎこぎ。太腿がパンパンになる感覚を楽しみながら、その日業務中にあった嫌なことを吹き飛ばすかのように自転車を暴走させていました。どんなに急でどんなに長い登り坂でも決して「立ちこぎ」はしない。そんなどうでもいい自分の信念を胸に、毎日こぎこぎ。
ところがどっこい。今月に入ると、寒い。暴走すると耳が痛い。手が痛い。顔が痛い。
どうやら太腿パンパンには耐えられても、寒さからくる痛さには耐えられないという、さびれたハートの持ち主だったようです。
そんな訳で、痛さを回避するべくバス通勤へと一時的に変更しているのです。
ですが、バス通勤になってから気付いたこと。最近は、バスの運転手さんへ降車時に「ありがとうございました」と言う大人がいないー。あれ?私が学生時代はいたよな。
それとも、この現象は、この新興住宅地だけか??
まぁ理由はともあれ、学生時代の名残もあり、「ありがとう」と言いたくなった私は、降車時に大きな声で「ありがとうございました」と言いました。
運転手もビクッ。周りの乗客もビクッ。となり、たくさんの視線を感じました。
わぉ。なんか楽しいぞ。
とワクワクしちゃった私。夜に色々と悪だくみを考えて微笑みながら寝ました。
そして今朝。乗車時。バスの扉が開いた瞬間。
すーっと息を吸い込み、「おはようございます」と。大きな声で。はつらつと。
言っちゃいました。
バスの中の空気が変わる(色んな意味でね)のを感じ、楽しかったです。
ついでに降車時にもお約束。「ありがとうございました」と全力で言いました。
楽しい。ひたすら、にんまり。
なんだか私の周りだけ空気が明るくなった気がしました。(気がしただけですよ)
もちろん周りから見たら変な奴でしょう。静かに過ごしたいのに邪魔されたと思う人もいるでしょう。もし、そう言われたならきちんと謝ります。
多分私のことを変わった人、ちょっとおかしなヤツと思った人がたくさんいると思います。でも私は、なんだか続けたいなと思いました。世の中広いので、私の変わった行動で元気が出るなんて言う稀な人も存在するかもしれないので。そのちっぽけな可能性のために続けたい。
そう。私は凸凹しているのです。
障害分野で働く中で、隠語としてよく、「凸凹してる」「こっち側の人」「持ってる人」なんて言い方をします。(何らかの障害を持っているのであろう人に対して)
でもさ。
凸凹なんて誰でも持ってる。
こっち側もあっち側も行き来できる。(多分私は行き来してる。毎日ね。)というか境目がよく分からない。
持ってる? うん。誰しも”何かしら”持ってるでしょ。
世界を平和にしたい。
そのためには、
差別をなくしたい。
幸せな人を増やしたい。
みんなが笑顔でいれるようにしたい。
差別の連鎖・偏見の連鎖・虐待の連鎖・不幸の連鎖……それらは絶対に断ち切れると信じています。
世界平和の前に立ちはだかるそれらの壁。それらを壊すために私はソーシャルワーカーをしています。
障害分野にいることも、世界平和につながると本気で考えています。
多分、平和ってやつに、彼ら(障がい当事者)の力は必要です。私が知りうる限り、彼らのパワーは無限です。差別を乗り越え、偏見を乗り越え、誰とでも手をつなごうとする…秘めたパワーの持ち主なのです。
虐待を受けた私が今年新たな命を出産しました。それはね、幸せな人(子ども)が増えれば、世界は平和へ向かおうとするのでは。と信じているから。そこには、幸せにしてみせる(虐待はしない)という大きな覚悟があるのです。