赤信号でごめん?
利用者を車で送迎していた時、
赤信号で車が止まる度に泣いたりうなったりと不快感を伝えてくれる利用者がいました。
その利用者は毎回乗車する度にその行動を繰り返します。
こだわりみたいなものなんだと思います。
毎回のやり取りの中で添乗している職員が、
赤信号になっちゃってごめんね。
ごめん。赤信号だね。
ごめんね。早く青になるといいね。
私は衝撃を受けました。
ごめんを連発してるけど、そもそも赤信号って誰のせいでもないじゃん。
なんで謝る必要があるの?
赤信号になったのは職員のせいなの?
(赤信号でごめんねを連発しているから、本人も未だ赤信号を受け入れられないんじゃ…)←勝手な私の独り言と思って下さい
人生にはいくつもの赤信号に出会う機会があり、自分の思う通りには進まなかったり、止まらなければならない、待たなければならない
なんてことは多々あります。
社会に受け入れてほしい、社会の中で平等に暮らしたい
そんな障がい者の願いに私も寄り添いたいといつも思っています。
だけど、社会で生きていくには最低限のルールがあります。ルールを守らなければならないことは、障がい者も健常者も平等にかせられています。
赤信号になっちゃった…残念!そんな時もあるよね。
赤信号になったってことは次は青信号だね!
なんて前向きな声掛けをしていきたいものです。
その利用者の自立(赤信号を受け入れる)を妨げているのは、他でもない職員かもしれませんね。
↑カラス
カラスには信号は関係ないね〜