結局のところ支援とは
障がい福祉分野の「支援」について考えてきましたが、
ふと気付くと、もう皆さんにお伝えすることはなくなってしまいました。
良い支援とは?最善の支援とは?
考えてもやはり迷宮入りです。
というか、私自身も明確な答えは持っていないですし、私の考えに皆さまを巻き込んではなりませんし、何より一人ひとりが、
支援とは何なんだろう…
つかみどころのない何か…
と、悩み・考え・あがく ことが支援なんじゃないかな。
そして一人ひとりの価値観で考えていいのです。多様な価値観がチームを救います。
多様な価値観で多様なアプローチをし、失敗や成功を繰り返したり、失敗したのか成功したのか分からなかったり。
きっと、そんなところです。支援って奴は。
ただ、皆さんには笑顔でいてほしい。
利用者に笑顔を向けほしい。
笑顔を受け取ったら返してあげてほしいです
仕事する上で、時には腹の立つこともあるでしょう。
チームや他機関と衝突することもありますね。
ま、それでいいんですよ。
私たち支援者も人だから。
心中で腹わた煮えくり返しておけばいいのです。
私は所詮そんなちっぽけな自分なんだと気付くことが、案外ね、課題突破口になったりします。己の弱さや欠点を知っている人ほど強い人はいません。
あとは、出来ない部分や足りない部分を人に頼ればいいだけですから。
きっとね、自分一人で完結する支援は、支援ではないと思います。
支援で一番怖いのは思い込み。
思い込みや決めつけの支援とならないよう日々悩むことが私たちに課せられた一番重い任務かもしれませんね。
利用者のために、という想いは
当事者ではない自分の思い込みである可能性を忘れずに。
人権。
私たち支援者にとっては重い十字架です。障がい者になされてきた過去を忘れずに。
子どもであれ、大人であれ、障がい者であれ、健常者であれ、
ただの人です。
個々に人格を有する大切な 人 です。
人であるので、人権も命の重みも平等です。
人として尊重されるべき存在です。
あなたも私も凸凹してる。一緒じゃん。そんな感じ?です。
そして何より、私たちが支援する方たちは、
産まれた時から差別や偏見の中に身を置いて生きています。私たちよりはるかに過酷な人生を送っているかもしれない可能性(これも私の勝手な、安直な、おせっかいな思い込みですよ=ダメな思い込みの支援です。あーっと、一番やっちゃいけないやつじゃん)があります。私たちには到底耐えられない痛みや悲しみを受け止めている、尊重されるべき存在です。
支援とは何かと迷い、考え、
利用者の痛みや夢に寄り添い、
私って大して役に立たない不完全な自分であるとさらけ出し、
辛い時には支援者も利用者も、辛いよ 助けてよ って言えて、
楽しい時には腹の底からめいいっぱい一緒に笑い合える
そんなステキな支援者になれますよーに。私の大切なチームの中のあなたが。
私の理念は、
誰もが堂々と平等に空の下を歩ける社会の実現 です
が、しかーし
実は、本当はもっと大いなる野望があるのです。ふふふ。
" 幸せな人が増えると世界は平和になる "
…………ですよね…
でも私は世界は平和に出来ると本気で信じているおバカさんなのです。
そのために幸せの種をバラまいてやろうと悪巧みを考えている日々です。
皆さん、長々とありがとうございました。
以上をもちまして一度このブログを解散いたします。
何か聞きたいことがあればいつでもコメントにどうぞ
でも皆さんなら大丈夫。信じています。
解散。