強さって何なんだろか?
今年もぐるぐるぐるぐると、迷路に入り続けます。
悩むことって楽しいから。
悩まない日々はないし。悩んで答えが出ることなんて少ない。
けどね。悩むからこそ答えを求めて進もうとする。
私みたいなちぃっぽけな人間は、何もなければひたすらグウタラしちゃう。
悩むことが前へ進む原動力になる。(私の場合はですよ)
↑何なんだろ?うちのイラスト担当はよく「ぐるぐる」を書いていますが、正体が分かりません。途中で、ん?目の錯覚?と思われるものも。横書きなのか縦書きなのかすら怪しい。
うーん。素敵です。正体が分からいものを書けるなんて。イマジネーションに長けてないとね。
過去にとらわれることが、私にはよくあります。
だけど、周りに仲間がたくさんいるので、それを跳ね返すことができます。助けてくれる仲間がいるのです。そんな自分に、つくづくラッキーな奴だなと思います。
健常者でも障害者でも、ガラスのハートをお持ちの方がいます。私の周りにもたくさんいます。もちろん私もそうでしょう。
ある時、職場の先輩が利用者に「もっと強くならなきゃ」と言っていました。
でも、当時の私にはその意味がよく分かりませんでした。今も分かりません。
些細なことで傷つく人は弱いの?
すぐにあきらめて泣いちゃう人は弱いの?
そもそも強さって何?何なのさ。
どっからが強くて、どっからが普通で、どっからが弱いの?
誰でも長所と短所があるように、誰でもが強さや弱さを持っていると私は思います。
よく泣く女性に、「弱いと守ってもらえていいね」とか、「泣ける人はいいね」とか言う人を私は見たことがあります。
例えその人の言う通り、泣く→守ってもらえる ことが多々あったとしても、それは弱さでもあり、強さでもあるのでは?と感じます。
そもそもね。強くなくていいし。
不安な夜を過ごしたり、しんどい過去を背負ったり、悔しい思いをして唇かみしめて出血したのに「乾燥してるの?」って言われたり、泣き過ぎてお岩さんみたいになって周りからビビられたり、楽しい思い出を作ったり、疲れ果てるまで爆走したり、声を抑えきれないくらい喜んだり、お腹が痛くなるほど笑ってオナラしちゃったり(私だけ?)、ポカポカ陽射しが気持ちよくて芝生の上でゴロゴロしてたら道路に飛び出しちゃったり、泣いたり、笑ったり。それでなんとなく毎日を過ごせていければ、生きていければ、強さなんていらないんじゃん。
例え前に進めなくても。
ぐるぐると回っていたり、ひたすら立ち止まっていたりしたら、ちょっと風が吹いた時に1㎜くらいは前に進めているかもよ。
私だったら、カチコチに固まって動かない人を見たら、後ろからツンツンしたり、びっくりさせたくなっちゃう。
そんな風に、もし前を向けない、動けないくらいにしんどいことがあったら止まっていればいいのです。誰かがなんとかしてくれます。
そんなもんです。
とは言ってもね。しんどいもんは、しんどいです。
悩みの渦中にいる人、悲しみの底にいる人、真っ暗闇の中にいる人。
辛いと思います。
そんな時は思いっきり後ろに走ってみては?
逆走している人がいたら、結構面白いです。声を掛けたくなってしまいます。
だいぶ脱線しましたが、強くなろうとしなくていいし。
前に進めなくてもいい。
動けなければ動かなくていい。
それも嫌なら後退すればいい。
それももっと嫌なら逆立ちしたっていい。
心がそうしたいと思うのであれば、そうしてあげてほしい。
きっとそれが必要であるから心が欲するんだと思うから。
と、生意気にも利用者に話してきました。弱さの塊のような私が。
ていうか、産まれてきた時から社会の壁にぶつかり、偏見や差別にも会い、生きづらさを抱えている私たちの利用者は、私たちなんかよりよっぽど強い存在です。もしも、人に「強い」「弱い」という物差しが存在するのであれば。
強い。弱い。 そんなことどうでもいい。
どうでもいいと思える人。
自分の弱さに気付いている人。
もし、「強い」という物差しがあるなら、そんな人たちのことを「強い」というのかもね。
(あ、でも。私は強くないですよー。バリバリに弱いです。)
強さも弱さも凸凹も。否定せず、そのままでいてほしいなぁ。
それがあるからこそ味があるのに。