ソワソワ。ワクワク。
この時期って、利用者もソワソワしますよねぇ。
えぇ。"も"ってことは、もちろん職員もソワソワしていることを示唆しています。
そんな利用者に、
ソワソワしないで
落ち着いて
等と声掛けする職員が増えるこの季節。
そんなに注意しなくても…と思ってしまいます。
だって児童の施設では、進学・進級したり、担任が変わるなど、何かしら変化のある春。
不安だよねぇ。
成人の施設だって、担当職員が変わったり、親しい仲間や職員とお別れがある季節。そりゃぁ不安ですよ。
そもそもね。職員だってさ。
多少なりともソワソワしてるでしょ。
異動がある?
担当変わる?
配置替え?
なんて。
あ。昇給ある?ないかーぁ。なんてのも。
そんな時期ですよ。
ソワソワしたきゃすればいいのです。
ワクワクするならいっそ全力でワクワクしちゃえばいいのです。
(もちろん不必要に不安を煽ってはいけませんがね)
それが春ってヤツです。
季節を楽しむって大事。
自分では抑えきれない不安や期待は、思いっきり吐き出して。
泣き叫び、喜び笑い転げる。
そんなくらいで丁度いい。
落ち着かない様子の利用者と、
なんだか落ち着かないよねぇ。
っと言いながら一緒にお散歩でもしてみる。
別れは淋しいね。
って一緒に泣いてみる。
気持ちを抑止するのではなく、
受け止めて寄り添ってあげてほしいなぁ。
そんなことをしているうちに。
ほら。きっとあなたの気持ちもほころぶよ。
そんな春です。
利用者には、悲しむ権利も不安になる権利も嬉しくなる権利もあるのです。
プラスもマイナスも、どちらもきちんと味わえる。それが人生では?
安心できる箱の中に閉じこめるだけでは支援とは言えない。私はそう思います。